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日英、協力関係を深化 英空母打撃群が横須賀寄港(2025年8月12日)
2025年8月20日更新
海自横須賀基地に入港した英海軍の駆逐艦「ドーントレス」(左後方)とノルウェー海軍のフリゲート「ロワール・アムンセン」(右同)。歓迎行事が行われ日、英、ノルウェーの乗員たちが記念写真に納まった(8月12日、横須賀基地)
護衛艦「かが」から飛び立つ英海軍のF35B戦闘機(8月8日)=海自提供
在日米海軍横須賀基地に入港する英空母打撃群の旗艦「プリンス・オブ・ウェールズ」=8月12日
英海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を旗艦とする空母打撃群(CSG25)が8月12日、横須賀に入港した。英空母の日本への寄港は2021年の「クイーン・エリザベス」以来、2度目。今回の訪問を機に、艦載機の最新鋭ステルス戦闘機F35Bが初めて、護衛艦「かが」(4護隊=呉)で発着艦訓練を実施したほか、「武器等防護」を適用した自衛艦による英空母の警護も行った。軍事活動を活発化させる中国を念頭に、日英はアジアと欧州における最も緊密な安全保障上のパートナーとして、連携強化を印象付けた。(船木正尋、亀岡真理子、伊藤和樹)
随伴艦も次々入港
空母打撃群の艦船が12日、次々と横須賀に入港した。「プリンス・オブ・ウェールズ」は在日米海軍横須賀基地へ、随伴した英海軍の駆逐艦「ドーントレス」とノルウェー海軍のフリゲート「ロワール・アムンセン」は海自横須賀基地へそれぞれ寄港した。ノルウェー艦が来日するのは初で、ホストシップは6護隊の護衛艦「たかなみ」「てるづき」が務めた。
歓迎行事で英国のジュリア・ロングボトム駐日大使は、今回の寄港を「日英関係の強さと平和・安定・協力という共通の価値観を示すもの」と位置づけ、「ノルウェーの参加は同志国の一体感をより際立たせている」と語った。
「かが」でF35B発着艦
英空母打撃群の寄港に先立ち4~12日、・・・