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防衛関連ニュース
日米豪実動訓練 「サザン・ジャッカルー25」(2025年5月19日~6月13日)
2025年8月5日更新
対抗演習で46普連隊員が攻撃戦闘を行う(5月29日、いずれもオーストラリアのクイーンズランド州タウンズヒル演習場)=いずれも陸自提供
連隊以下各職種部隊参加に拡大
日米豪の陸軍種による実動訓練「サザン・ジャッカルー25」が5月19日から6月13日まで、オーストラリア北東部のクイーンズランド州で行われた。訓練は2013年から始まり、今回で12回目。
陸上自衛隊は中部方面隊を主に、第13旅団(海田市)隷下の第46普通科連隊を基幹とする約350人が参加した。
豪のダーウィンなどに約6カ月間交代でローテーション展開する米海兵隊第1海兵機動展開部隊(カリフォルニア州)の約500人や、豪第1師団隷下の第3旅団(クイーンズランド州)を基幹とする約1200人も加わった。
昨年までとは違い、普通科中隊規模から連隊以下各職種部隊を含めた参加に拡大したことで、過去最大規模の訓練となった。
これは昨年11月17日に豪・ダーウィンで行われた日米豪防衛相会談で、サザン・ジャッカルーの「より複雑なシナリオ」化や「日本の貢献を増大」させることが盛り込まれたため。
訓練では・・・