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防衛省 統合防災演習を実施 東京都と連携(2025年7月14日~18日)

2025年7月31日更新


防衛省の災害対策本部会議で震災対応に全力を尽くすよう指示する中谷防衛相(中央)。左は本田副大臣、右は小林政務官(7月14日、防衛省)


ドローンの飛行を視察する東方総監の冨樫勇一陸将(左から3人目)=7月15日、朝霞訓練場

 防衛省は7月14日から5日間、首都直下地震を想定した「自衛隊統合防災演習(JXR)」を実施した。陸海空の自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部(JJOC)」の南雲憲一郎司令官が同演習の指揮を初めて執った。首都圏の部隊を中心に全国約1万4000人の隊員が参加し、米軍、豪軍、警察、東京都などと連携した。

首都直下地震を想定

 JXRは1999年度からほぼ毎年実施され、今回で25回目。

 演習では、東京都大田区を震源地とする最大震度7、マグニチュード7・3の首都直下型地震が冬季に発生したと想定。指揮所訓練や実動訓練を通じて災害対処能力を向上させ、自治体や防災関係機関、米軍や豪軍との連携強化を図った。

 初日の14日には、防衛省で「災害対策本部会議」が開かれた。中谷防衛相は、(1)人命救助(2)負傷者・帰宅困難者への・・・

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