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「国家サイバー統括室」が発足 能動的防衛の司令塔を担う(2025年7月1日)
2025年7月14日更新
国家サイバー統括室の発足式に出席した石破首相(左から3人目)ら(7月1日、首相官邸)=首相官邸提供
政府は7月1日、サイバーセキュリティーの政策を指揮する「国家サイバー統括室」を立ち上げた。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を改組し、約240人規模で発足した。サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防衛(ACD)」の司令塔としての役割を担う。
統括室は通信情報をもとに不正な活動を監視するほか、攻撃元サーバーへのアクセス・無害化のために関係省庁を指揮する権限を持つ。通信やインフラの運営企業などとの官民連携の調整役も担う。
サイバーセキュリティーを支える人材の確保や技術的基盤の整備についても中心的な役割を果たす。統括室トップの内閣サイバー官には、NISCの飯田陽一センター長代理が就任した。
石破茂首相は首相官邸で開いた発足式で・・・