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MFO第6次要員が帰国(2025年6月9日)

2025年7月1日更新


7次隊(右側)への交代に合わせ、記念撮影する6次隊の森竹2佐(左から4人目)、山田3佐(その左)、二宮3佐(その左)、森曹長(左端)=5月26日、エジプトのシャルム・エル・シェイク(内閣府国際平和協力本部事務局提供)

 エジプトとイスラエル両軍の停戦監視活動に当たっていた「多国籍軍・監視団(MFO)」の第6次司令部要員4人に第1級賞詞などが授与された。中東情勢は2023年10月のイスラム組織「ハマス」などによるイスラエルへのテロ攻撃以降、急速に悪化している。ガザ地区から直線で南に約400キロしか離れていない灼熱の地で、約1年間任務に就いた4人に森下陸幕長がその労をねぎらった。

森竹2佐ら4人に1級賞詞など授与

 防衛省は6月9日、MFOの任務を終えた森竹辰哉2佐に第1級賞詞を、二宮寛3佐、山田佳弘3佐、森雅昭曹長の3人に第2級賞詞を授与した。

 森竹2佐はMFO司令部で、連絡調整部計画担当副部長として、エジプト・イスラエル両国政府などとMFO間の連絡調整業務や中長期の活動方針の作成といった業務に従事。二宮3佐は同部計画運用幹部として、エジプト・イスラエル両軍の監視任務に関する計画や運用の連絡調整業務を担った。

 司令部内の後方支援部施設課で施設幹部として従事した山田3佐と課員だった森曹長は、MFOの各施設の更新に関する計画書の作成や進捗管理と施設の整備・維持などの各プロジェクトを支援した。

 帰国した4人が同日、・・・

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