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中谷防衛相 中東の邦人退避準備 ジブチにＣ２輸送機到着（2025年6月19日）
2025年6月26日更新
ジブチに向けて飛び立ったＣ２輸送機（６月２１日、空自美保基地）＝空自提供
イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続く中、中谷元・防衛相は６月１９日、両国にいる邦人退避に備え、航空自衛隊のＣ２輸送機をアフリカ東部ジブチへ派遣を命じた。空自の美保基地から出発した同機は２２日、同国に到着し、情勢の変化に合わせて機動的に対応できるように態勢を整えている。指揮官は統合作戦司令官が務める。
政府は両国間の軍事衝突や米国がイランへの軍事作戦を実行したことを踏まえ、現地邦人の保護に万全を期す。
中谷大臣は１９日の臨時会見で「日本国民の安全確保は、国の重要な責務だ。防衛省・自衛隊としては、高い緊張感を持ち、外務省などの関係省庁と連携し、在外邦人の安全確保に全力を挙げる」と語った。
邦人退避に備え、陸空の隊員約１２０人を乗せたＣ２輸送機２機が２１日、空自の美保基地を飛び立ち、翌２２日にはジブチに到着した。調整や連絡にあたる統合幕僚監部約１０人が１９日未明に中東地域に向けて既に出発した。
ジブチには海賊対処のための自衛隊の拠点がある。イランや・・・
