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自衛官の処遇改善閣僚会議 自衛官の定年2歳引き上げ 叙勲の対象範囲を拡大(2025年6月10日)

2025年6月18日更新


会議に出席した石破首相(左)と中谷防衛相(6月10日、首相官邸)=首相官邸提供

 政府は6月10日、首相官邸で自衛官の処遇改善に関する閣僚会議を開いた。任期制ではない一般隊員の定年年齢を2032年までに現状より2歳引き上げる方針を示した。宇宙やサイバーといったさほど体力を必要としない一部の職種の定年年齢は遅くとも36年までに60歳にする。さらに25年秋以降には自衛官への叙勲の対象も広げる。

 会議では、任期制ではない一般隊員の定年の引き上げを32年まで行う方針を明らかにした。自衛官の定年は階級によって異なるが、2歳ずつ引き上げる。各幕僚長や統合作戦司令官の定年は現行の62歳から64歳となる。

 一般隊員に比べ体力がさほど必要としない宇宙やサイバーなどの業務に関わる自衛官は26年までに定年を60歳にする。看護師である幹部自衛官(3尉以上)も同様に引き上げる。

 定年年齢引き上げは・・・

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