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政府 骨太の方針原案示す 処遇改善や反撃能力など明記(2025年6月6日)
2025年6月12日更新
経済財政諮問会議に出席した石破茂首相(6月6日、首相官邸)=首相官邸提供
政府は6月6日の経済財政諮問会議で、今年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の原案を示した。
安全保障では、「防衛力の抜本的に強化」を推進するために、敵部隊の射程外から攻撃する「スタンド・オフ防衛能力(反撃能力)」や「無人アセット防衛能力」の7つの分野を引き続き強化することが明示された。加えて、自衛官の処遇改善なども盛り込まれた。
安保については「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中、『国家安全保障戦略』などに基づき、防衛力の抜本的強化を推進する」とした。
「スタンド・オフ防衛能力」や「無人アセット防衛能力」など7つの分野を重視し、現有装備品を最大限有効に活用するための可動数向上や弾薬・燃料の確保、防衛施設の強靱化を進める。
自衛官の処遇・勤務環境の改善などにも触れ、手当てなどの処遇や生活環境、退職後の再就職などを含めた人的基盤強化を図る方針が示された。
また、・・・