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防衛関連ニュース
陸自 「富士総合火力演習」を実施(2025年6月8日)
2025年6月12日更新
火炎地帯で砲撃を待つ10式戦車(6月8日、東富士演習場)
陸上自衛隊最大の実弾演習「富士総合火力演習」が6月8日、静岡県の東富士演習場で行われた。隊員約3000人と装甲車両など約50両、火砲約60門、航空機約20機が参加。弾薬76.6トンが使われた。
67回目となる今回も例年同様、離島で敵の侵攻を食い止め、反撃する離島奪還を想定。ロシアからの侵略を受けるウクライナでの戦いの教訓を踏まえて、塹壕(ざんごう)にいる敵と戦うシナリオを初めて組み込んだ。
この日はあいにくの小雨が降る中、10式戦車、16式機動戦闘車などがごう音を響かせ砲撃していた。(船木正尋)