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防衛関連ニュース
各幕長 「DSEI Japan」を視察 ラトビアなど海外軍高官と懇談(2025年5月21日~23日)
2025年6月6日更新
会談後、ラトビアのプダーンス国軍司令官(右)に記念品を贈る吉田統幕長(5月21日、千葉市の幕張メッセ)
各幕長らが千葉市の幕張メッセで開催された防衛装備品の国際展示会「DSEI Japan 2025」(5月21~23日)を訪れた。海外の軍高官らと懇談し、安全保障環境のほか、防衛装備品などについて意見を交わした。
吉田統幕長は5月21日、ラトビア、ブラジル、南アフリカ、オマーンの4カ国の参謀総長とそれぞれ2国間会談を行い、防衛協力・交流の推進で一致した。オマーンを除く3カ国とは初会談となった。
バルト三国の一つラトビアから来日した国軍司令官のカスパルス・プダーンス陸軍少将とは、厳しさを増す戦略環境を巡って認識を共有。さらに高官によるハイレベルから部隊間交流まであらゆるレベルでの人的交流を深化させていくことを申し合わせた。
ブラジル軍参謀総長のアギアル・フレイレ海軍大将とは、2020年に署名された「防衛協力・交流覚書」に基づき、活発な交流が続いていることを歓迎。安保環境や気候変動など世界的な課題まで多岐にわたり意見交換した。
南アフリカ国軍司令官のルザニ・マパーニャ陸軍大将とは、戦略的な重要性が増すアフリカ地域をはじめとする、世界の安全保障環境について認識を共有した。
オマーン軍参謀総長のアル・ライーシー海軍中将とは、中東地域における安保環境の安定化に向けた対話の重要性を再確認。両国間で長年定期的に行われてきたハイレベル交流に加え、部隊間交流も発展させていくことで一致した。
森下陸幕長は5月22日、・・・