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「IMED25」部隊、4ヵ月ぶりに帰国 国際海上演習に参加(2025年5月10日)

2025年5月30日更新


出迎えた家族らに天野司令(左)が帰国報告を行った(5月10日、呉基地)=掃海隊群Xより

 中東方面に長期展開し各種任務に就いていた海自の掃海派遣部隊「IMED25」(指揮官・天野晋介1佐=3掃海隊司令)の掃海母艦「ぶんご」と掃海艦「えたじま」が5月10日、約4カ月ぶりに呉基地に帰港した。基地では帰国行事が行われ、待ちわびた家族ら約200人が出迎えた。

 同隊は1月4日に日本を出発し、南シナ海やインド洋、アラビア海を巡航。ペルシャ湾内のバーレーンで行われた中東地域最大の海上演習(IMX/CE25)に参加し、機雷戦訓練を行った。

 また、インド、カンボジア、ケニア、シンガポール、スリランカなど11カ国に寄港。艦艇公開やボランティアの清掃活動、親善訓練などを実施し、各国海軍と相互理解の促進を図った。カンボジアでは、拡張工事を終えたばかりのリアム海軍基地に、外国艦として初めて寄港した。

 指揮官の天野司令は帰国のあいさつで、・・・

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