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「しらせ」が横須賀に帰国 暴風圏を初めて2往復(2025年4月22日)
2025年5月19日更新
5カ月ぶりに母港の横須賀に帰港した「しらせ」乗員(先頭は斎藤艦長)=4月22日、海自横須賀基地
文部科学省の第66次南極地域観測事業を支援していた海自の砕氷艦「しらせ」(艦長・齋藤一城1佐以下乗員約180人)が4月22日、約5カ月ぶりに帰国した。横須賀基地では待ちわびた大勢の家族らが出迎え、乗員たちとの再会を喜んだ。
帰国行事は午後1時から、吉田統幕長代理の松永浩二統幕副長、齋藤海幕長、国立極地研究所の野木義史所長をはじめ乗員家族や来賓ら約300人が出席して行われた。(亀岡真理子)
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最初に齋藤艦長が松永統幕副長に帰国を報告。統幕副長が統幕長の訓示を代読し、「厳しい自然環境下において1件の事故もなく任務を達成できたのは、強固なチームワークと艦長のリーダーシップによるものであり、敬意を表したい」とたたえた。
続いて齋藤海幕長が「今年は海自が南極地域観測協力を開始して60年の節目に当たる。半世紀以上にわたり積み重ねられてきた伝統と信頼は、皆のたゆまぬ努力によるもの。海上幕僚長として誇らしく思う」とねぎらった。
今回の・・・