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防衛省 「幹部候補曹」パンフを制作 今年度採用試験 現場経験積み3尉に(2025年4月)

2025年5月8日更新


採用後のキャリア形成などを詳しく説明している「幹部候補曹」の採用案内パンフレット

 防衛省は2025年度に新設された「幹部候補曹」の採用案内パンフレットを制作し、応募を呼び掛けている。幹候曹は一定の現場を経験した後、幹部自衛官にキャリアアップできる制度だ。採用試験は今年度から実施しており、来年度の採用を予定。

 一般候補曹は2士から自衛官としての人生が始まるが、幹候曹は士長からスタートする。採用人数は陸自が約110人、海自が約50人、空自が約60人を予定している。

 幹候曹では、段階的な教育やOJT(働きながらの訓練)で、自衛官としてのスキルを高めることができる。幹部になることが前提のため、昇任試験はなく、陸空は5年後に、海は5年3カ月後に幹部自衛官(3尉)となる。現場経験を経ているため、具体的な訓練や作戦の企画、現場の司令塔としての役割を担う。

 パンフレットでは、陸海空の各幹候曹の入隊後のキャリア形成のほか、職種・職域についても紹介している。

 陸自では、・・・

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