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8地対艦ミサイル連隊が新編(2025年3月27日~4月8日)

2025年4月25日更新


第8地対艦ミサイル連隊の初代連隊長に就任した山田1佐(4月21日、湯布院駐屯地)=第8地対艦ミサイル連隊広報室提供

 2022年末に策定された「防衛力整備計画」では、今後10年を目途に「スタンド・オフ・ミサイル部隊」として7個の地対艦ミサイル連隊を保持することが定められた。今回、3月24日付で湯布院駐屯地に新編された第8地対艦ミサイル連隊で、全ての地対艦ミサイル連隊の編成が完了した。「南西防衛体制の強化」が求められる中、陸自は南西地域の地対艦ミサイル連隊を第2特科団(湯布院)に集約。隷下に5連隊(健軍)、7連隊(勝連)、そして今回の8連隊を置くことで、抑止力・対処力の一層の強化を図る。第2特科団のお膝元、湯布院駐屯地で初代第8地対艦ミサイル連隊長に就いた山田大作1佐に、今後の展望や意気込みなどを聞いた。

山田連隊長 「今日に即応、明日に挑戦」

 2特科団本部がある湯布院駐屯地に新編された第8地対艦ミサイル連隊。初代連隊長に就任した山田1佐は率直に「大変光栄なこと。その重責を自覚し、全身全霊で職責を果たしていく覚悟だ」と今の心境を語った。

 昨年3月21日に増強改編した第2特科団の隷下部隊として、今回の新編はそれに続く「防衛力の抜本的強化の象徴的な存在」だ。

 同連隊は本部管理中隊と3個地対艦ミサイル中隊で編成され、・・・

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