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沖縄水中処分隊 那覇新港で不発弾爆破処理 「県民の安全のために」(2025年3月12日)

2025年4月15日更新


爆発と同時に海面が盛り上がり黒い水柱が上がった(写真はすべて3月12日)

処理ポイント

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 昨年1年間に那覇港などで見つかった不発弾が3月12日、那覇新港ふ頭の沖合で沖縄水中処分隊によって爆破処理された。戦後80年経ってもなお多くの不発弾が見つかる沖縄では、自衛隊をはじめ自治体や警察など関係機関が協力し、日々、処分に当たっている。今回、不発弾の安全化処理の様子が報道陣に公開され取材した。(亀岡真理子)

沖縄水中処分隊

 午後1時、カウントダウンが終わると同時に「ドーンッ!」とあたりの空気を震わすような大きな振動が、約1・5キロ離れた現地対策本部まで届いた。海面が盛り上がり、不発弾の誘爆とみられる黒い水柱が高さ5メートル、幅20メートルまで広がった。

 この日、那覇ふ頭しゅんせつ工事現場などで発見された不発弾24発が、那覇市から依頼を受けた海自の沖縄水中処分隊によって海中で処理された。爆破の揺れは約3キロ離れた那覇市役所でも確認された。

    ◇

 処理された不発弾は米国製で、・・・

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