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防衛省 ガザの負傷者を受け入れ 自衛隊中央病院で治療(2025年3月26日)

2025年4月14日更新

 防衛省は3月26日、パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘で負傷したパレスチナ人女性2人を自衛隊中央病院(三宿)で受け入れると発表した。

 現地の負傷者を日本で受け入れるのは、一昨年10月に戦闘が始まって以降、初めて。

 ガザ地区の人道状況が悪化している中、世界保健機関(WHO)の要請に応じ、政府は2人を受け入れることを決めた。

 負傷した女性2人のうち1人は26日、日本に到着し、自衛隊中央病院で治療を開始した。残る1人もその後、中病で治療を受けている。2人は治療終了後、現地に戻るという。

 中谷元・防衛相は同日の会見で「喫緊の人道支援に加えて、長期的な復旧の支援についても積極的に役割を果たしていく」と話した。

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