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防衛関連ニュース
吉田統幕長 インドの「ライシナ・ダイアローグ」 パネル討論に参加(2025年3月17日~19日)
2025年4月14日更新
各国の参謀長らと共にパネルディスカッションに参加した吉田統幕長(右から2人目)=3月19日、インドの首都ニューデリー(統幕提供)
吉田統幕長は3月17日から19日までインドの首都ニューデリーで開かれた第10回「ライシナ・ダイアローグ」に出席し、「海洋における重大な危険~危険地域における貿易を守る」をテーマとしたパネルディスカッションに参加した。期間中はインド、豪州、フィリピン、フランスの4カ国との間で2国間会談のほか、日米比、日米豪印の枠組みで多国間会談を行った。
統幕長はパネルディスカッションで、防衛省・自衛隊が海上保安庁と協力して取り組んでいる能力構築支援や多国間訓練などについて紹介。「現在、我々はハイエンドの戦争からグレーゾーンにおける既成事実化に対応するための準備が必要であり、『省庁間協力』と『多国間協力』が極めて重要だ」と強調した。
インド国防参謀長のアニル・チョーハン陸軍大将との2国間会談では、昨年8月の日印「2プラス2」や同年10月の吉田統幕長によるインド公式訪問時の議論を踏まえ、防衛協力の方向性を巡って意見交換した。
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