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防衛関連ニュース
統合作戦司令官が初指揮 3県の森林火災対応で(2025年3月31日)
2025年4月8日更新
愛媛県今治市の山林火災で、消火活動にあたる陸自のCH47ヘリ(3月24日、愛媛県今治市)=第14旅団提供
岡山、愛媛、宮崎の3県で発生した山林火災に関し、中谷元・防衛相は3月25日、陸海空3自衛隊の部隊運用を担う統合作戦司令官に対し、一元指揮して対応するよう命令した。自衛隊などの懸命な消化活動もあり、31日現在、3県の山林火災は鎮圧された。
23日から愛媛県今治市で発生した山林火災は31日、今治市長が鎮圧を宣言した。
火災現場では乾燥のほか、強い風の影響で延焼が続いていた中、第14旅団(善通寺)などが消火活動にあたっていた。
宮崎県の山林火災は26日、岡山県は28日にそれぞれ鎮圧状態となり、県知事から災害派遣の撤収要請があったため、活動を終了した。
広域で発生した山林火災を受け、中谷大臣が25日午後10時36分、統合作戦司令官に対して初めての命令を出した。
防衛省によると、大量の水を一気に運べるCH47大型輸送ヘリコプターを中心に、3県にヘリ計約20機が派遣され、空中消火などを行っていた。
災害の規模にもよるが、・・・