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大湊地区隊が新編 初代総監近藤海将 「地域に根差した部隊を」(2025年3月24日)

2025年4月4日更新

総監部庁舎玄関に新しい「大湊地区総監部」の看板を掲げる近藤総監(右)と金子政務官(3月24日)

 3月24日に海自の組織改編が行われ、大湊地方隊が同日、横須賀地方隊隷下の大湊地区隊として新編された。初代の大湊地区総監に近藤奈津枝海将が就任した。地方隊創設から約71年、「北の要衝」として海上防衛を担ってきた隊員たちは、任務遂行の誓いを胸に新体制でのスタートを切った。

 基地内で新編行事が開かれ、来賓として金子容三防衛政務官、津島淳衆議院議員、山本知也むつ市長らが参列、隊員含め約350人が出席した。

 近藤総監は訓示で「新たな歴史を作るという誇りを持ち任務に当たってもらいたい。チーム大湊地区隊を共に作り上げていこう」と呼びかけた。金子政務官は「津軽海峡に面する大湊は海上防衛の要。名称が変わっても部隊の重要性は変わらない」と強調した。山本市長は祝辞で「隊員の皆さんを家族として誇りに思う。これまでと変わらず地域を挙げて支えることを約束する」と述べた。

 式典終了後、近藤総監と金子政務官が総監部庁舎玄関に、新たに「大湊地区総監部」と書かれた看板を設置した。

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 大湊地区隊の新編は・・・

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