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南雲初代司令官が会見 統合作戦司令部発足 「複合事態にも柔軟に対応」(2025年3月24日)
2025年4月3日更新
中谷防衛相(壇上中央)から司令官旗を授与される南雲司令官(防衛省講堂)=写真はいずれも3月24日
防衛省A棟15階の入り口に自ら揮毫した「統合作戦司令部」の看板を掲げる中谷防衛相(左)と南雲司令官
陸海空自衛隊とサイバー・宇宙を含めた部隊を平素から有事まで一元的に指揮する「統合作戦司令部(JJOC)」が3月24日付で発足し、同日、防衛省で編成完結式が行われた。
統幕副長から初代JJOC司令官に就任した南雲憲一郎空将は式典後に記者会見し、「国民の命と平和な暮らし、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、平素から有事に至るまでシームレスに事態に対応することになる。この重要な任務、責任、役割を防衛大臣の指揮のもと的確に果たすべく、より精強で健全な部隊を不断に追求していく」と抱負を述べた。
求められる役割として事態発生時の的確な対処などを挙げ、「統幕長や部隊指揮官と緊密に連携し、政策、戦略、作戦、戦術が一体となって連携できるよう複合事態にも柔軟に対応していきたい」と強調した。
一方、・・・