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森下陸幕長 米、仏から勲章 多国間の連携を強化(2025年2月21日~3月1日)

2025年3月13日更新


故フランクリン・ルーズベルト大統領が創設した勲章をジョージ大将が直接、森下陸幕長の首にかけた(2月27日、バージニア州の米陸軍儀仗広場)=米軍提供

仏陸軍トップのシル大将が直々に勲章を森下陸幕長の胸につけた(3月5日、港区南麻布の仏大使館)=陸自提供

 森下陸幕長はこのほど、米、仏両政府からこれまでの業績がたたえられ、勲章が贈られた。激変する世界情勢の中で、米仏を含む多国間と連携を強化してきたことも受章理由に挙げられた。(寉見陽平)

日米の相互運用性、即応性を向上

 森下陸幕長は2月21日から3月1日まで、6回目の米国出張を行った。27日には、バージニア州のアーリントン墓地近くにある米陸軍の儀仗広場で、米国政府から勲功勲章(ザ・リージョン・オブ・メリット・ディグリー・オブ・コマンダー)を受章。

 勲章を授与した理由について、米政府は森下陸幕長が「厳しさを増すインド太平洋地域情勢の中、日米間の相互運用性、即応性を大きく向上させ、多国間連携を主導して同盟・同志国との関係強化に貢献したこと」を挙げている。

 現地では陸軍参謀本部の将軍らが参列し、陸自によると「日米陸軍種間の強固なネットワークを国内外に示す機会となり、非常に注目度の高いものだった」という。

 また、森下陸幕長は3月5日、駐日仏大使館で仏陸軍参謀長のピエール・シル大将と駐日フランス大使立ち会いの下、・・・

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