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日米豪比が陸軍種幕僚協議 初開催 今後は持ち回りで(2025年3月1日~2日)

2025年3月12日更新


初の日米豪比4カ国の陸軍種による幕僚協議に参加した(左から)白川将補、ウィンター少将、レオデヴィック少将、トンプソン准将、ウィン大佐、ビセント准将(3月2日、マニラ近郊のタギッグ市フォートボニファシオのフィリピン陸軍司令部)=フィリピン陸軍提供

 日米豪比の陸軍種による初の4カ国幕僚協議が3月1、2の両日、フィリピンの首都マニラ近郊にあるフィリピン陸軍司令部で行われた。比陸軍主催で、4カ国が一堂に会して行う陸軍種による幕僚会議は初めて。

 陸自からは陸幕防衛部長の白川訓通将補以下13人が出席。米からは太平洋陸軍副司令官のスコット・ウィンター少将と太平洋海兵隊のクリストファー・ウィン大佐、豪からは陸軍本部第3部長のディーン・トンプソン准将、比は陸軍本部副司令官のレオデヴィック・ギニッド少将と海兵隊副司令官のビセント・マップ・ブランコ3世准将がそれぞれ参加した。

 協議ではインド太平洋地域の平和と安定に向け、4カ国が協力する方向性について議論。

 フィリピン陸軍によると協議では、4カ国の陸軍種による相互運用性と防衛能力の強化やインド太平洋地域における同盟・同志国間の軍事演習の調整に焦点が当てられたという。

 また、情報共有と相互信頼の重要性が強調され、これらが効果的な多国間協力の主要な柱であるとの認識を共有。

 4カ国が地域の安全保障を強化するため、・・・

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