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防衛関連ニュース
笹川平和財団 「SPF防衛ダイアローグ」開く 新たな防衛力をテーマに議論(2025年3月6日)
2025年3月7日更新
パネルでは防衛省の防衛政策課長や各幕の防衛部長がそれぞれの視点で、防衛力強化について議論(2月27日、笹川平和財団ビル)
笹川平和財団は2月27日、東京都内で、防衛政策を議論するシンポジウム「第1回SPF防衛ダイアローグ」を開いた。
「新たな防衛力の強化と2027年以降の課題」をテーマに防衛省の松尾友彦防衛政策課長や各幕の防衛部長らが出席し、日本を取り巻く厳しい安全保障環境の中、防衛力の抜本的強化の今後に向けて意見を交わした。
シンポジウムの冒頭、笹川平和財団の角南篤理事長が開会のあいさつ。続いて、本田太郎防衛副大臣が基調講演で、2022年末に改定された安保3文書について述べたほか、5年間で43兆円を投じる「防衛力の抜本的強化」を着実に進めていくことを改めて強調した。
パネルディスカッションでは、防衛力整備をリードする文官と自衛官がそれぞれの視点で、防衛力強化に関する課題や展望について議論を交わした。
防衛省の松尾防衛政策課長は、23年度からの5年間の「防衛力の抜本的強化」の計画に言及し「7つの分野を設定し、予算を確保。日本の防衛費をGDP(国内総生産)2パーセント規模となる」と、着実に予算執行を進めていく考えを述べた。
統幕防衛計画部長の南川信隆陸将補は、・・・