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陸幕長、トルコ・英訪問 ヴィジラント・アイルズ多国化で一致(2025年1月25日~2月1日)

2025年3月4日更新


森下陸幕長(中央)は英陸軍特殊作戦旅団を訪問し、同団の装備品について説明を受けた(1月29~31日、英オルダーショット)=陸幕広報室提供

 森下陸幕長は1月25日から2月1日までの日程で、トルコとイギリスを訪問した。陸軍種トップ間の対面懇談を行ったほか、現地部隊を視察し、両国の陸軍の現状について理解を深めた。

 1月26日から28日にかけ、陸幕長としては2016(平成28)年5月の岩田清文陸幕長以来、約8年ぶりにトルコを訪れた森下陸幕長は、同国陸軍司令官のセルチュク・バイラクタルオール大将と初めて対面。

 両者は互いの戦略環境や脅威について理解し、今後の協力については、特に両国が共に地震大国であることから、HA/DR(人道支援・災害救援)分野などを中心に交流を深めていくことで合意した。

 その後、トルコ陸軍第1軍隷下の第3機甲旅団(イスタンブール)を訪問した森下陸幕長は、第1軍司令官のアリ・トケル大将と懇談したほか、戦車中隊規模の訓練や対テロ作戦の実戦の教訓を反映した訓練展示、トルコ陸軍の国産を中心とした装備品を視察。

 陸自によると、トルコ陸軍はすでに無人航空機を運用しており、今年度中には国産主力戦車も導入する予定。

 1月28日から31日までは英国を訪れ、昨年6月15日に英陸軍トップの参謀長に就任したチャールズ・ウォーカー大将と初対面。

 昨年2月に当時の英陸軍参謀長、・・・

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