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「もがみ」型護衛艦「のしろ」 豪、比で共同訓練(2025年2月12日)
2025年2月25日更新
豪へ派遣される「もがみ」型護衛艦
中谷防衛相は2月12日、閣議後の記者会見で、海自第13護衛隊(佐世保)のFFM「もがみ」型護衛艦の3番艦「のしろ」(艦長・堀哲暢2佐以下乗員約110人)が2月17日から4月3日まで、オーストラリアとフィリピンに寄港し、共同訓練を実施すると発表した。
また、豪政府が昨年2月に今後10年間で海軍の艦隊規模を倍増させる方針を示し、新型汎用フリゲート艦を調達する最終候補国に日本とドイツを挙げたことについて、中谷大臣は「我が国が選定された場合、豪州の次期汎用フリゲート艦を共同開発・生産すると共に、豪州自らが行う運用・維持についても必要な支援を行う」とアピールした。
その上で、「国家防衛戦略」にある通り、豪州は米に次いで「緊密な関係を構築する」同志国として関係を強化し、両国で共同開発・生産することが「地域の艦艇建造・維持整備基盤、そして我が国の艦艇能力の向上に資するものだ」と指摘した。
豪州への次期汎用フリゲート艦の移転をめぐっては、・・・