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施設分野で陸自4施設団 カンボジアに能力構築支援(2024年12月17日~2月3日)

2025年2月12日更新


304施設隊の山田純也3曹(右)がカンボジア軍の隊員に油圧ショベルの操作について親身にサポートした(1月14日、プノンペン近郊)=防衛省提供

 陸自第4施設団(大久保)の宮地孝彦3尉以下15人と防衛政策局インド太平洋地域参事官付の4人は、昨年12月17日から2月3日まで、カンボジアの首都プノンペン近郊において、同国軍のPKO派遣要員など約30人に対し、施設分野の能力構築支援事業を行った。

 防衛省・自衛隊では、同国への施設分野の能力構築支援を2013年から実施しており、道路構築や測量技術などを教育し、カンボジア軍が国連PKOミッションに継続的に工兵部隊を派遣できることを目的としている。

 今年は油圧ショベルの操作について指導したほか、WPS(女性・平和・安全保障)国際連携調整官の松沢朝子氏などがWPSセミナーを開き、ジェンダー視点の重要性について理解を深めた。

 出発に先立ち、大久保駐屯地の宮地3尉以下15人はオンラインで防衛省の本田太郎副大臣に出国報告を行った。

 本田副大臣は日本とカンボジアの外交関係が2023年に樹立70周年を迎えたことを踏まえ、・・・

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