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中谷大臣 八重山諸島を視察 国民避難「果たすべき役割大きい」(2025年1月21日~22日)
2025年2月6日更新
八重山警備隊第二科長の榎戸雄介1尉(右)から石垣島一帯の状況について説明を受ける中谷大臣(1月21日、石垣駐屯地)=防衛省提供
中谷防衛相は1月21、22日の両日、沖縄を訪問し、南西防衛の最前線に位置する八重山諸島の陸自駐屯地や関係自治体を視察した。
21日、日本最南端の町・竹富島の町役場(石垣市)を訪れ、山城秀史副町長から国民保護に伴う町民避難計画の説明を受けた後、石垣駐屯地を初めて視察。
約400人の八重山警備隊員らを前に、南西地域の防衛体制を強化することで「我が国への武力攻撃の可能性を低下させる抑止力となり、積極的な外交を行う裏付けともなる」とした上で、「隊員一人ひとりの存在が抑止力の中核であり日本の宝だ」と訓示、激励した。
翌22日は、竹富島の竹富東港や波照間島の波照間港と波照間空港(いずれも竹富町)を現職の防衛相として初めて訪れ、有事の際には住民が本州に向けて避難するための拠点を見学。
その後、9年前の防衛相時代に開設した日本最西端の与那国駐屯地を訪れ、警戒監視任務や情勢について報告を受けると共に、駐屯する西部方面情報隊員らと懇談を行った。
2日間の日程の最後には、・・・