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防衛関連ニュース
日韓豪 初の共同支援(2024年12月末)
2025年2月5日更新
韓国軍(前列左端)と訓練開始前に業務調整する迫1尉(前列右端)と武田曹長(その後ろ)=11月13日、いずれもカンボジアのコンポンスプー州のPKO訓練校(いずれも陸自提供)
豪軍側(右側)と調整を行う山下団長(左奥から2人目)以下日本側のスタッフ(左側)=11月18日
国連三角パートナーシッププログラム(UNTPP)の一環として、日韓豪の隊員が昨年末、カンボジアでアジア各国の工兵要員に重機操作などの教育訓練を実施した。2015(平成27)年から始まったUNTPPの歴史で、2カ国以上の国が共同で支援するのは初めて。日本側の教官団長として参加した陸自第305施設隊長(三軒屋)の山下秀寿2佐は「初の日韓豪共同実施となった今回の国連TPPに参加できたことは大変名誉なこと。今回携わった国連、カンボジア軍、韓国軍、豪軍、そして訓練生と全ての関係者に恵まれ、大変有意義で満足のいく訓練となった」と話した。(寉見陽平)
国連TPPカンボジアで重機操作を9カ国58人に
「UNTPPの枠組みの中で、平和維持の能力構築という共通目標を実現するため、日韓豪・カンボジア・TCC(PKO要員派遣国)・UNMAS(国連地雷対策サービス部)とのパートナーシップを強化できたことを誇りに思う」――。
防衛事務官で、2021(令和3)年3月からニューヨークの国連本部「国連オペレーション支援局(DOS)」に出向し、今回のTPPを調整・準備してきた丸﨑玲(あきら)計画官の個人Xには、UNTPP初の多国間連携による事業が成功裏に終わったことへの喜びがつづられた。
国連広報センターによると、・・・