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海自 「基本ドクトリン」発表 心構え、考え方示す(2024年12月27日)
2025年1月30日更新
「海上自衛隊基本ドクトリン」の表紙
海自は12月27日、「海上自衛隊基本ドクトリン」を発表した。海上自衛隊がいかにあるべきかを示すと共に、海自隊員が任務を遂行する上での心構えや、準拠すべき事項と考え方を明らかにしたもので、広く隊員に共有することが目的。海自がこうした基本原則を総覧的な文書として作成するのは今回が初めてだ。
ドクトリンは全44ページ、4章立てで構成。海自隊員の隊務や服務を監督する海幕長の責任の下、作成された。
第1章ではシーパワーを取り上げ、第2章で海自の歴史と海上防衛について、第3章でロジスティクスと作戦について触れ、第4章ではリーダーシップと海自隊員に求められる資質を述べている。特に「求められる資質」については、「責任感」や「規律」「自己研さん」などのほか「ユーモア」が加えられており、ユーモアによる心の余裕が風通しの良い職場の源となる、と説明する。
海自は隊員総員にドクトリンの活用を呼び掛けると共に、公式ホームページにも掲載(https://www.mod.go.jp/msdf/about/img/2024doctrine.pdf)。誰もが閲覧できるようになっており、「国民や諸外国に開示することで、・・・