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空自松島 4空団21飛行隊 新春の空にF2飛び立つ(2025年1月7日)

2025年1月28日更新


ロー・アプローチを行うF2。機体には学生と教官が乗り込み、飛行の感覚を取り戻した


滑走路を移動する21飛行隊のF2戦闘機(右)。上空は同じく飛行初めに臨んだ松島救難隊のUH60J救難ヘリ


F2に負けず激走 松島名物!? 自転車に乗って坂道を上がりエプロン地区に向かう飛行班長の大久保3佐。パイロットによる自転車の移動は21飛行隊の名物だ

 F2B戦闘機による戦闘機操縦課程の教育を行っている4空団21飛行隊(松島)は1月7日、冬晴れの青空の下で今年の飛行訓練を開始した。

 飛行班長の大久保博幸3佐をはじめ教官や学生たちは、パイロットスーツに身を包んで隊舎を出発すると自転車に乗って駐機場そばまで移動。機体に乗り込むと轟音を響かせながらエンジンチェックなどを済ませ、ゆっくりと動き出して滑走路に進入した。

 午前11時50分に2機編隊が離陸、5分後に続く2機が新春の大空に飛び立った。F2は三陸沖の訓練空域で戦術訓練などを行い、約1時間後、帰投し今年初の飛行訓練を無事に終えた。

 松島基地司令の渡部タク也空将補は飛行初めを迎え、「本年も任務および訓練に励み、基地を支えて下さる皆さまのご期待に沿えるよう隊員一同努力してまいります」とコメントを寄せた。(櫻井穂乃香)

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