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陸自木更津 1ヘリ団 日米ヘリ部隊東京湾上空へ(2025年1月16日)

2025年1月27日更新


アクアライン上空を通過する指揮官機(写真はいずれも1月16日)


訓練開始式に登壇した伊東団長は「共にまい進していこう」と訓示した (木更津駐屯地)


東京湾上空を飛行後、着陸する第1編隊(木更津駐屯地)

 陸自1ヘリ団(木更津)は1月16日、令和7年年頭編隊飛行訓練を行った。昨年は能登半島地震の救援活動で中止となったため、2年ぶりとなった。

 団長の伊東佳哉(よしちか)将補が搭乗する指揮官機を先頭に、1ヘリ団のCH47JA輸送ヘリ2機、UH60JA多用途ヘリ、EC225LP特別輸送ヘリ、LR連絡偵察機2機の計7機に、在日米陸軍航空大隊からUH60がオブザーバーとして加わり、計8機の編隊で東京湾上空を飛行した。

 先立って行われた開会式で伊東団長は、「国際社会は戦後最大の試練を迎え、我が国も複雑な安全保障環境にある。厳しい情勢の中、引き続き各種任務に即応し、真に戦えるヘリ団の育成が急務。グレーゾーンが常態化し何が起きてもおかしくないことに危機感を持って任務遂行能力を保持しなければならない。国内外で運用される1ヘリ団への国民からの期待はますます高くなっており、大切な家族や友人を守るために諸官と成長を続けていく所存。共にまい進していこう」と訓示した。(伊藤和樹)

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