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海自下総 房総の空 P1が初訓練飛行 任務遂行と技量向上誓う(2025年1月8日)

2025年1月24日更新


房総の空に飛び立ったP1哨戒機。昨年、下総基地に配備され搭乗員教育が始まっている

洋上の貨物船をカメラに収めるP1の機上武器員

消防車の放水アーチをくぐるP3CとP1哨戒機

1年間の無事故を祈願し、だるまに目を入れる尾畑群司令

尾畑群司令が「誠実に任務に取り組んでもらいたい」と訓示した

 海自下総航空基地で1月8日、固定翼哨戒機の搭乗員を養成する下総教育航空群の初訓練飛行が行われた。訓練ではP3C哨戒機と共に、昨年同基地に配備されたP1哨戒機が新春の空を飛行し、隊員たちが1年間の任務遂行と技量向上を誓った。

 訓練に先立ち、基地内の第4格納庫内に隊員ら約300人が整列。1年間の無事故を祈願し、群司令の尾畑典生1佐や指揮官らがダルマの目入れを行った。

 尾畑群司令は訓示で「インド太平洋地域において歴史的なパワーバランスの変化が生じており、同様の事態が今後、東アジアで発生する可能性がある」と指摘。「諸君1人ひとりがさまざまな変化に適応し、自分の仕事に誠実に取り組んでもらいたい」と述べた。

 その後、「かかれ」の号令と共に隊員たちは一斉に飛行準備に着手。P1とP3Cは消防車が描く放水アーチをくぐりながら滑走路へ移動し、ごう音を響かせて房総の空へ飛び立った。

「機械に頼らない、観察力を育てる」

 この日は、・・・

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