創刊70年を越える『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える
安保・防衛問題の専門紙です

防衛関連ニュース

統幕最先任に齋藤准陸尉(2024年12月19日)

2025年1月22日更新


壇上で吉田統幕長(左)からそれぞれ労いと激励の言葉を贈られる(その右へ)前統幕最先任の甲斐修准空尉と、新統幕最先任の齋藤高行准陸尉(昨年12月19日、防衛省講堂)

 統幕最先任の交代行事が昨年12月19日、防衛省講堂で開かれ、同日付で甲斐修准空尉が定年退官し、齋藤高行准陸尉が就任した。式典には吉田統幕長をはじめ、統幕の隊員、陸海空の准曹士トップらのほか、来賓として招かれた在日米軍の最先任など同盟国や同志国の下士官のリーダーを含め約70人が出席した。

吉田統幕長が激励 甲斐准空尉は退官

 壇上で吉田統幕長から最先任の識別章を授与された齋藤准陸尉は「責任の重さに身の引き締まる思いだ」と述べ、「極めて厳しい安全保障環境の中、自衛隊に求められる任務と役割はますます増大している。国内外を問わず現場で活動する『主体者』は我々准曹士だ。我々は主体的かつ自信を持って任務に邁(まい)進できる真の実力を自ら高めると共に、実力を持った人材の育成にも取り組んでいかなくてはならない。その責任を果たすべく、全准曹士の先頭に立って陸海空と同盟国・同志国の下士官のリーダーたちと連携・協力しながら、全身全霊、職務に邁進することを誓う」と決意を表明した。

 一方、定年退官に当たり、同日付で3等空尉の辞令書を統幕長から受け取った甲斐最先任は「1984(昭和59)年に15歳で故郷の宮崎県を後にして、・・・

続きを読む

最新ニュースLATEST NEWS