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統幕防衛計画部副部長の藤原海将補 マナーマ・ダイアローグに参加(2024年12月6日~8日)
2025年1月20日更新
統幕防衛計画部副部長の藤原直哉海将補は12月6日から8日まで、吉田統幕長の代理として、中東バーレーンの首都マナーマで開かれた第20回「マナーマ・ダイアローグ」に出席した。
併せて現地では期間中、海賊対処活動と中東情報収集のため自衛隊から要員を派遣している連合海上部隊(CMF)の司令官を務めるジョージ・ウィコフ米海軍中将(米海軍第5艦隊司令官兼米中央海軍司令官)との2者会談にも臨んだ。
マナーマ・ダイアローグは、中東地域の安全保障をテーマに英国国際戦略研究所(IISS)が2004年から毎年、マナーマで開催している国際会議。
今年は各国から総勢約3500人が参加し、このうち、外交・防衛に関わる閣僚や政府関係者、研究者、報道関係者ら有識者約600人が、「地域の繁栄と安全を形成する上での中東のリーダーシップ」をテーマに、イスラエル・レバノン情勢をはじめ、米国のトランプ次期政権の政策が中東地域に与える影響などについて活発な議論を行った。
一方、CMFのウィコフ司令官との会談で藤原海将補は、自衛隊の海賊対処活動に対する理解と協力に謝意を伝えると共に、「自衛隊は引き続き、米軍・CMFと共に海洋安全保障に貢献していく」との決意を改めて表明した。