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新たな歌姫 空自のために 新ボーカル清水万理子1士にインタビュー(2024年12月)

2025年1月7日更新


清水1士は「Have yourself a merry little Christmas」で美しい歌声を響かせた(12月13日、東京都立川市)=空音提供

「音楽まつり」で、機動戦士ガンダム“水星の魔女”より「The Witch From Mercury」を歌いあげた清水1士(11月15日、日本武道館)

 今年7月、航空中央音楽隊の新たなボーカルとして清水万理子1士が入隊した。富山県出身の清水1士は幼いころから音楽に親しみ、5歳からピアノ、10歳から吹奏楽、14歳から声楽を始め、愛知県立芸術大学大学院で声楽を専攻して同院を首席で修了。その後、一般企業での勤務を経て音楽隊のボーカルという異色の経歴と異才の歌声を持つ清水1士が朝雲新聞のインタビューに応じ、初出演した「自衛隊音楽まつり」の感想などを語ってくれた。(聞き手・伊藤和樹)

自衛隊音楽まつり初出演

 ――「自衛隊音楽まつり」に初出演した感想は。

 日本武道館で歌うのも、陸海の音楽隊と共演するのも初めてだったので緊張しましたが、何事も新鮮な気持ちで楽しもうと思って取り組みました。ボーカルの三宅由佳莉2海曹や鶫(つぐみ)真衣3陸曹がサポートしてくださり、安心して舞台に立てました。

 ――苦労したことは。

 動きながら歌うのが初めてで苦労しました。リハーサルを含めた6回の公演に向けてコンディションを整え、集中力を保つのも難しかったです。

 ――なぜ大学院修了後、一般企業に。

 音楽を仕事にすることに不安を感じたから。楽しく音楽を続けてきたので、生活の手段にすることが幸せに繋がるのか葛藤しました。違う業界で・・・

 

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