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笹川平和財団の日中佐官級交流事業で(2024年11月26日~12月4日)

2024年12月27日更新


人民解放軍最大規模のシンクタンク「軍事科学院」での座談会の様子(11月27日、北京市内)=笹川平和財団提供

 自衛隊と中国人民解放軍の中堅幹部らが相互に相手国を訪問し、理解促進を図る事業「日中佐官級交流事業」(主催・笹川平和財団)の一環で、海幕防衛部の長岡善成1海佐を団長とする13人の佐官級訪中団が11月26日から12月4日まで中国を訪れ、人民解放軍の隊員と交流した。

自衛隊中堅幹部13人が訪中

 笹川平和財団の「日中友好基金」が実施主体の同事業は2001(平成13)年に始まり、年に1回ずつ、双方の佐官級クラスの代表団が相手国を訪問し、軍種間同士の関係を深めてきた。

 途中、新型コロナなどで一時中断したものの、昨年、約4年ぶりに中国へ自衛隊の佐官クラスが訪中を再開したのを皮切りに、今年5月には約5年ぶりに中国側訪日団が来日。これまで自衛隊側から14回計165人、解放軍側から計268人13回の相互訪問が実現している。

 長岡1海佐を団長とする自衛隊の佐官級訪日団は11月26日に中国入りし、・・・

 

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