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中国から陸自隊員4人が帰国 遺棄化学兵器処理事業に従事(2024年11月1日)

2024年12月27日更新


完全に防備した陸自隊員が遺棄されている化学兵器を発掘(10月17日、中国の吉林省敦化市)=陸自提供

 中国の遺棄化学兵器処理事業に10月14日から29日まで参加していた陸自の隊員4人が帰国し、11月1日、森下陸幕長に帰国と任務完了報告を行った。

 4人は中国政府の協力の下、吉林省敦化市大橋郷で遺棄化学兵器の発掘・回収作業を実施。

 約半月の作業期間で、最終的に旧日本軍の遺棄した化学兵器と確認された砲弾など6発を密封梱包した。

 先の大戦時に遺棄された化学兵器は、半世紀以上前に製造された古い砲弾であるため、腐食しているものや変形しているもの、中には一部が漏洩(ろうえい)したものなど、有毒化学剤のみならず爆薬による爆発リスクもはらんでいたため、作業は極めて慎重に行われ、作業員や周辺住民の安全確保を最優先に行われたという。

 今回、・・・

 

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