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陸自 2年連続LFS開催 インドがVTCで初参加(2024年12月14日、15日)

2024年12月25日更新


LFSに初めてVTC参加したドウィヴェディ印陸軍参謀長を中央に、左から森下陸幕長、グリン米太平洋海兵隊司令官、ガリード比陸軍司令官。右からクラーク米太平洋陸軍司令官、スチュアート豪陸軍本部長、ロハス比海兵隊司令官(12月14日、防衛省)

 陸自は昨年に引き続き、「ランド・フォーシーズ・サミット(LFS)」を12月14、15の両日、防衛省で開催した。同盟・同志国の陸軍種トップを招へいし、インド太平洋地域における戦略環境認識の共有や今後の連携の方向性などについて議論するもので、今年は初めてインドがVTCで参加。昨年からの日米豪比の枠組みに、インドを加えた5カ国の陸軍種トップが連携を確認した。(寉見陽平)

インド太平洋地域で連携議論

 昨年から日米豪3カ国共同の指揮所演習となった「YS(ヤマサクラ)」。同じく昨年から始まったLFSはYS終了後の同日に開催されている。

 陸自は公式サイトで、LFSを「YS87に連接するかたちで開催した」とし、今年のYSでは南西地域で有事が発生した場合、「初動部隊」となる可能性が高い米海兵隊の第3海兵機動展開部隊(ⅢMEF=沖縄キャンプ・コートニー)が初めて、本格的に参加した。

 米陸軍によると、今年のYSは「米陸軍第1軍団が行う指揮所演習『Warfighter25―02』と同時に実施され、過去40年以上の歴史を持つYSの中でも最大規模となる」とした上で、演習は「世界中の米陸軍予備役部隊が日本各地の部隊を支援・防衛するために結集し、・・・

 

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