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YS87 山根司令官 「絆の強さ 部内外に発信」(2024年12月2日~14日)

2024年12月23日更新


訓練開始式に合わせて行われた共同記者会見後に記念撮影する(左から)コリンバーン師団長、山根司令官、ヴァウル副司令官(12月6日、朝霞駐屯地)

YSを視察し、懇談するオースティン長官(左)と森下陸幕長(12月11日、朝霞駐屯地)=米軍提供

 日米豪陸軍種を主体に、島嶼防衛作戦を演練する共同指揮所演習「YS(ヤマサクラ)87」が12月2日から14日まで、朝霞、健軍駐屯地のほかにアラスカ、ハワイ、オーストラリアなどの各基地を結んで行われた。

 昨年から参加している豪陸軍に加え、新たに米海兵隊から第3海兵機動展開部隊(沖縄)が初めて参加し、オブザーバーとしてカナダ、フランス、フィリピン、シンガポール、英と、初めてインドが加わり、6カ国14人が研修した。

 12月6日に朝霞駐屯地で演習に先立ち行われた共同会見には、陸上総隊司令官の山根寿一陸将、米太平洋陸軍副司令官のジョエル・ヴァウル中将、豪陸軍第1師団長のアシュリー・コリンバーン少将が臨んだ。

 山根司令官は「国際社会は新たな危機の時代に突入しており、日米豪の絆の強さを部内外に発信することは、東アジアにおける抑止力・対処力をより強固ならしめる」との認識を示した上で、今回のYSは・・・

 

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