創刊70年を越える『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える
安保・防衛問題の専門紙です

　防衛研究所は１２月１７日、中国の中長期的な軍事動向に関する年次報告書『中国安全保障レポート２０２５』＝写真は表紙＝を公表した。２０１１（平成２３）年に創刊されて以来、１５冊目となる今年のテーマは「台頭するグローバル・サウスと中国」。
　関係を深める両者の間には、歴史的経緯に起因する欧米諸国への不満などの共通項があると指摘し、「中国はさまざまなイニシアチブを提起してグローバル・サウスを糾合（きゅうごう）することを目指している」と分析。
　米中対立が激化する中、中国は「核心的利益」を擁護するためにグローバル・サウスに対して積極的な宣伝戦や外交攻勢を展開し、自らの一方的な現状変更の試みの正当化を企図しているとの見方を示した。
　一方、ドローンやミサイルなどの軍事分野で中東への進出を図る中国は、・・・

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