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吉田統幕長と比軍参謀総長 南シナ海問題で認識共有 防衛協力強化で一致(2024年12月9日)

2024年12月18日更新


オンラインで会談する吉田統幕長(右)とフィリピン軍のブラウナー参謀総長(左画面)。統幕長の左隣はフィリピン軍駐日武官のピーター・トレンティーノ海軍大佐(12月9日、防衛省)=統幕提供

 吉田統幕長は12月9日、フィリピン軍参謀総長のロミオ・ブラウナー陸軍大将とオンラインで会談し、防衛協力の強化で一致すると共に、南シナ海問題についても認識を共有した。

 両氏の会談は9月に米ハワイ州で開かれた米軍主催の「インド太平洋参謀総長等会議」以来3カ月ぶり。

 統幕長は、会談に先立つ12月6日に自衛隊が南シナ海で5度目となる海上協同活動(MCA)を米比両軍と実施したことを踏まえ、中国による南シナ海での威圧的な行動に反対するフィリピンの立場に改めて賛意を表明。ブラウナー参謀総長はこれに謝意を表した。

 統幕長は12月12日の記者会見で・・・

 

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