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「統合最先任等会同」を開催(2024年11月20日~21日)

2024年12月6日更新


全国の陸海空自の最先任や米豪などからの下士官トップらを前に開会のあいさつを述べる統幕最先任の甲斐准空尉(左)=写真はいずれも11月20日、防衛省


訓示で「団結」の重要性を強調する吉田統幕長

  統幕最先任の甲斐修准空尉は11月20、21の両日、防衛省に米、豪、カナダ、ニュージーランドの各国軍から下士官トップの最先任ら計13人を招き、「統合最先任等会同」を主催した。全国の陸海空自衛隊から集まった最先任らと合わせて計75人が活発な意見交換を行うと共に、吉田統幕長が訓示した。

米豪加NZから最先任ら招く 統幕最先任甲斐准空尉

 参加者たちは統合運用に関する教育について研修を受け、ディスカッションを通じて互いの情勢や課題などを共有。その上で、現場で迅速に判断し、行動できる下士官の重要性をはじめ、同盟国や同志国の下士官との交流や防衛協力による相互運用性の確保が不可欠であるとの認識で一致した。

 期間中、日本と各国の参加者によるブリーフィングなどのほか、20日は統幕長による訓示が行われ、吉田統幕長はこれからの下士官は技術に関してプロフェッショナルであると同時に、部下である自らが指揮官の意図を真に理解した上で主体的に意思決定を行う作戦手法「ミッションコマンド」で的確な状況判断が求められるため、下士官がしっかりと戦術を理解する必要性を訴えた。

 その上で、・・・

 

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