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防衛関連ニュース
F35B運用へ新たな一歩 護衛艦「かが」米サンディエゴ沖で発着艦など検証(2024年11月5日~6日)
2024年12月6日更新
「かが」の艦首から飛び立つ米軍のF35B戦闘機(10月22日)=米軍提供
シューターがパイロットに発艦のサインを送る (10月25日)=米軍提供
夜間の発着艦試験も行われた(10月30日)=米軍提供
甲板上の安全を確認しサインを送る海自隊員=海自提供
「かが」のサイドエレベーターで移動するF35B=海自提供
記者会見に臨んだ伍賀司令官(右)とウェイド司令官。日米の強固な結びつきを確認した(11月6日)=海自提供
折り鶴と「護守印」を手にする「かが」先任伍長の眞鍋潤一曹長(10月27日)=米軍提供
第1次改修を終えた海自の護衛艦「かが」(艦長・竹内周作1佐)が10月5日から11月6日まで、米サンディエゴ沖でF35B戦闘機の艦上運用試験を実施し、すべての試験項目を完了させた。齋藤海幕長は12日の会見で「『いずも』型護衛艦におけるF35Bの艦上運用能力獲得に資する、必要な諸元を得ることができた」と成果を報告。「かが」は戦闘機も運用できる多機能型護衛艦として、新たな一歩を踏み出した。
全試験項目を完了
「かが」は「令和6年度インド太平洋方面派遣(IPD24)」第4水上部隊として9月17日、呉基地を出発。空自が導入する短距離離陸・垂直着陸(STOVL)型のF35B戦闘機の艦上運用試験に臨んだ。試験項目はF35Bの発着艦と、エレベーターを使った甲板と格納庫の移動などで、米海軍と海兵隊の支援を得ながら検証を行い、運用に必要なさまざまなデータを取得した。
これまでにない 強固な結びつきに
11月6日には・・・