創刊70年を越える『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える
安保・防衛問題の専門紙です
防衛関連ニュース
米比多国間共同訓練 海自P1部隊が参加(2024年10月7日~15日)
2024年12月3日更新
米軍とフィリピン軍の主催による多国間共同訓練「エクササイズ・サマ・サマ2024」が、10月7日から15日までフィリピンのマニラ周辺海域で行われ、海自のP1哨戒機部隊も参加した。訓練名の「サマ(SAMA)」はタガログ語で「一緒に、共同で」の意味で、海自のほかにオーストラリア、カナダ、フランスも加わった。
海自から参加したのは第3航空隊(厚木)のP1部隊(30人)で、第32飛行隊長の松井健一2佐が指揮官を務めた。P1部隊は各国艦艇と共に捜索救助訓練を行い、相互運用性の強化を図った。
松井2佐は、「日比間の安全保障協力はより活発となっており、本訓練に参加できたことを隊員一同、誇りに思う。今後も『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、米比海軍をはじめとした同盟国・同志国海軍と共に、地域の平和と安定の確保に尽力していく」と話した。