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日米豪防衛相 安保協力で協議体新設 水機団の訓練定期参加も(2024年11月17日)

2024年11月29日更新


会談後の共同記者会見に臨む(左から)中谷氏、マールズ氏、オースティン氏(11月17日、豪州ダーウィン)=防衛省提供

 中谷元防衛相は11月17日、オーストラリア・ダーウィンで、米国、豪州の国防相と会談した。共同声明を発出し、安全保障協力を巡る新たな協議体「日米豪防衛協議体」の設置や共同訓練に陸自の水陸機動団の参加などが決まった。3カ国による初の防空ミサイルの実射訓練の実施も合意された。

 会談では、中谷氏のほか、オースティン米国防長官、マールズ豪副首相兼国防相が安保協力について話し合った。3カ国でとりまとめた共同声明では、日米豪防衛協議体を新設することで一致。協議体に基づいて閣僚級協議を定期開催する。さらに実務者協議、机上演習なども実施し、3カ国の相互運用性を向上させる。

 3カ国の共同訓練を拡大させる。米豪軍が毎年開く共同訓練「タリスマン・セイバー」に2025年から定期的に陸自の水機団が参加することも決まった。

 3カ国の相互運用性を向上させるため、・・・

 

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