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国連TPPでウガンダへ 医療分野の教官として 野村3佐、陸幕長に出国報告(2024年11月15日)

2024年11月27日更新


森下陸幕長(右端)に出国報告をする野村3佐(右から2人目)=11月15日、陸幕長応接室

 国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)の一環として、ウガンダに派遣される陸自衛生学校の野村和希3陸佐(医官)は11月15日、防衛省で、森下陸幕長に出国報告を行った。野村3佐は国連野外衛生救護補助員コース(UNFMAC)の教官として、要員負傷時の体系的な対応要領などを指導する。

 派遣期間は11月25日から12月10日までで、派遣先はウガンダの国連エンテベ地域支援センター。自衛官を同国に派遣するのは今回で4回目。

 出国報告後の懇談では、森下陸幕長が「TPPは我々にとっても大事な任務だ。日本人としてのもてなしの心を持って、衛生分野における指導をしてもらいたい」と激励した。

 野村3佐は「訓練生が自信を持って各々の任務に向かえるよう、これまでの勤務で培ったスキルを存分に発揮して応急救護の教育に臨みたい」と抱負を語った。

 国連がTPPでの支援の枠組みを衛生分野に広げたのを受け、防衛省・自衛隊は、2019年度からUNFMACの教官として自衛官を派遣している。

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