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今津駐屯地 琵琶湖でボランティア 大学生と外来種の水草駆除(2024年9月14日)
2024年11月19日更新
琵琶湖で泥まみれになりながら外来種の水草を除去する参加者たち
【今津】駐屯地(司令・阪井邦丸2佐)は9月14日、琵琶湖の生態系への影響が懸念されている外来種の水草「オオバナミズキンバイ」を駆除するためのボランティア活動に当たった。駐屯地として琵琶湖のボランティア活動に参加するのは初めて。
活動には、修親会の阪井会長以下20人と曹友会の宇都宮長武会長以下8人、隊員家族4人が参加。国際ボランティア学生協会からも全国各地の大学生約60人が駆け付けた。
参加者たちはアドバイザーからレクチャーを受けた後、琵琶湖の生態系について学び、水草の回収や運搬、生育の根絶を目的とした水草の巻き込み・抑え込み、泥の回収や水草の密封などを実施。最高気温34度の暑さの中、胴長とライフジャケットを着用し、流れる汗や飛び散る泥を気にすることなく、琵琶湖への感謝を込めて作業を行った。
駐屯地は「大学生と協力して水草の駆除作業を行うことができたのは、非常に有意義で充実した時間だった。今後も“琵琶湖の恩恵に感謝する”ことを心にとめ、さまざまな地域活動に参加、貢献していきたい」と話している。