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奄美大島西海域を中国艦1隻が東進(2024年10月22日~11月1日)
2024年11月15日更新
10月22日午前11時ごろ、海自は奄美大島(鹿児島県)の西約100キロの海域を東進する中国海軍「ドンディアオ」級情報収集艦(艦番号795)を確認した。その後、当該艦艇は奄美大島と横当島(鹿児島県)との間を北東に抜け、太平洋へ出た。
海自の11護隊(横須賀)の護衛艦「もがみ」、1海補隊(呉)の補給艦「とわだ」、5空群(那覇)のP3C哨戒機が警戒監視に当たった。
一方、10月24日午前7時ごろには、別の「ドンディアオ」級情報収集艦(791)が奄美大島と横当島の間を北東進し太平洋へ出たのを確認。同艦はその後、30日から31日にかけ大隅海峡を西進し、東シナ海へ向け航行した。
海自の11護衛隊(横須賀)の護衛艦「ゆうぎり」と1海支隊(呉)の訓練支援艦「てんりゅう」が情報収集を行った。
また海自は11月1日午前9時ごろ、宮古島(沖縄県)の北東約130キロの海域を南東進する「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(124「開封」)、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(531「湘潭」)を確認した。これらは沖縄本島と宮古島との間の海域を南進し、太平洋へ向け航行した。
14護隊(舞鶴)の護衛艦「あさぎり」、1海補隊(呉)の補給艦「とわだ」、5空群(那覇)のP3C哨戒機が警戒監視に当たった。