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防衛関連ニュース
入間基地航空祭を開催(2024年11月9日)
2024年11月13日更新
大勢の観客が見守る中、最後の任務を終えて着陸したC1輸送機は、放水のアーチで出迎えられた(写真はいずれも11月3日、入間基地)
ダイヤモンド隊形での4機同時背面飛行という大技「フォー・シップ・インバート」を披露するブルーインパルス
ホバリングするCH47J輸送ヘリと、初めての展示飛行を終えて、けん引されるEC1電子戦訓練機
秋晴れの空にハートやスタークロスを描き、会場には拍手喝采が沸き起こった
「わ~!すご~い!」――。入間基地は11月3日、5年ぶりの一般開放となる「入間基地航空祭」を開催した(11月7日にて既報)。今年は、世界に1機しかないEC1電子支援訓練機(入間)の初の飛行展示をはじめ、C1輸送機31号機(同)のラストフライト、4空団11飛行隊(松島)のブルーインパルスによる航空ショーなど見どころが満載で、基地には航空祭を待ちわびていた多くの航空ファンや地元住民など約25万人が来場し、各種展示を楽しんだ。(櫻井穂乃香、伊藤和樹)
C1最後の雄姿、ブルーに拍手
快晴の青空の下、オープニングフライトでは“カモノハシ”の愛称で知られるEC1が初登場。同機の飛行展示は初めてで、珍しい機体の公開に多くの人がカメラを向け、その姿を収めていた。
続いて入間ヘリ空輸隊のCH47J輸送ヘリ、飛行点検隊のU680A飛行点検機、中空司令部支援飛行隊のT4練習機が次々と展示を披露。2輸空(入間)所属のC1、C2輸送機、U4多用途支援機各1機の計3機は編隊を組んで優雅な飛行を見せた。C1からは陸自1空挺団(習志野)の落下傘部隊による空挺降下も行われる予定だったが、強風の影響で中止となった。
ブルーインパルスはコロナ禍などを経て、5年ぶりに同航空祭に参加。展示時刻が近付くと、・・・