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防衛省・自衛隊70周年記念 石破首相迎え観閲式 陸海空隊員800人参加(2024年11月9日)
2024年11月13日更新
1師団をはじめ、東方の隷下部隊など約600人の陸自隊員が整列した(いずれも11月9日、朝霞駐屯地の朝霞訓練場)
観閲部隊をオープンカー上から巡閲する石破首相。その左は観閲部隊指揮官の鳥海1師団長
「令和6年度防衛省・自衛隊70周年記念観閲式」が11月9日、最高指揮官の石破茂首相を観閲官に迎え、陸自朝霞訓練場で行われた。今年は防衛省・自衛隊創設から70年の節目の年で、2021(令和3)年以来3年ぶりに陸自が式典を担当。前回は新型コロナなどの影響で規模を縮小し、朝霞駐屯地内で行われたが、今回は2018(平成30)年以来6年ぶりに朝霞訓練場で実施され、陸海空の隊員約800人が参加したほか、車両や航空機による観閲行進、観閲飛行も復活。車両約50両(戦車・装甲車約10両、トラックなど約40両)と航空機は海空含め14機(ヘリ5機、固定翼機9機)が登場するなど、70年の節目にふさわしい規模の観閲式となった。 (寉見陽平、伊藤和樹、船木正尋)
行進・飛行復活
式典は中谷元防衛相の主催で、森下泰臣陸幕長が実施責任者、陸上総隊司令官の山根寿一陸将が執行者、東部方面総監の冨樫勇一陸将を実行本部長、第1師団長の鳥海誠司陸将を観閲部隊指揮官とし、午前10時40分に始まった。
会場には、第1師団(練馬)隷下の全15部隊計600人の隊員が整列した。
観閲官の石破茂首相は、9時50分に陸自特別輸送ヘリ隊(木更津)のEC225型「スーパーピューマ」要人輸送ヘリで朝霞駐屯地に到着。状況報告を受けた後、式典会場に入り、中谷大臣をはじめ松本尚政務官、増田和夫事務次官、吉田統、森下陸、齋藤海、内倉空の各幕長らの待つ観閲台に登壇した。
観閲部隊による栄誉礼と、国旗入場と共に陸自中央音楽隊(朝霞)の鶫真衣3曹による国歌独唱が終わると、観閲部隊指揮官の鳥海1師団長によるエスコートでオープンカーに乗った石破首相は、整列した1師団隷下の隊員を巡閲。
この後、・・・